投手の爪の手入れは特に大切で、ネイルサロンに定期的に通う
選手もいます。野球選手は投球時に爪を傷めるケースがあるから
です。
人差し指または中指の爪に2~3mmの亀裂が入り、このわずかな
亀裂が広がり爪が剥がれることになるとしばらく投球ができなくな
ることがあります。
2本の指はボールに最後まで触れていて投球時のパワーをボール
に伝える重要な役割です。
この爪の損傷を修復補強する事もトレーナーの仕事の一つでした。
ネイルサロンで使うアクリルパウダーで指先の感覚を選手に聞き
ながら爪の長さや厚さを丁寧に整えます。
アクリルパウダーは乾きも速く機材も必要ないうえに
強度もあるので、試合中のアクシデントには重宝しました。